1.ロンドン 第2版(評価:7/10) ワレス氏のレース・フォー・ザ・ギャラクシーとも言われる拡大再生産のカードゲームです。 ルールは中量級らしくきれいにまとまっていて、手番では ・都市カードをプレイする(手札から自分の場に出す) ・都市を運営する(自分の場のカードを実行する) ・地区カードを購入する ・都市カードを3枚手札に加える のいずれかを行い、これを繰り返します。 このゲームの面白いところは、借金と貧窮トークンにあると思います。 どちらもゲーム終了時にマイナス点を生むためなるべく終了時までになくしたいですが、いずれも大きく拡大しようとするとつきまといがちです。 そのため、どこまで借金や貧窮トークンを受け取って、ゲーム終了時までに少なくするかの計画性が問われます。 総じて手札やお金などのリソース管理と、先述した計画性の楽しい作品です。今後も定期的に繰り返し遊びたいゲームです。 2.アルケミスト(評価:8/10) ゲームバランスをプレイヤーで作る不思議なゲーム。 手番でやることは ・ポーションのレシピを作る ・他人の作ったレシピでポーションを作る ・ポーションの材料を獲得する のいずれかです。 ポーションは作るのに必要な材料、作ったときに手に入る材料と得点で構成されており、レシピを作る際はこれをある程度自由に設定できます。 しかしポーションを作るときに使えるレシピは他人の作ったものだけなので、材料や得点のバランスをよく考える必要があります。 深い霧の中をゆっくり進むようなプレイ感で、なにをしたらプラスにつながるのかなかなか見通すことができません。ルールは簡単でやることも明確なのにこのプレイ感は独特で、私はとても好きなゲームです。