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10月, 2018の投稿を表示しています

最近面白かったゲーム(2018/10/29)

1.汽車は進むよ(評価:7/10)  お手軽なパズル系タイル配置ゲーム。  全員同時進行で、全員同じセットの山からタイルを1枚めくっては、個人ボードへ配置を繰り返します。  タイルを配置したら汽車コマが進み、大きく進むほど得点も多く獲得できます。汽車は駅舎へ向かって進めていくのですが、駅舎はいくつかあり、基本的により早く到達するほど高得点です。  シンプルながらほどよく悩みどころがあり、運と戦略のバランスもほどほどで、非常に遊びやすく楽しい作品です。ほのぼのした可愛らしいアートワークやコンポーネントもゲームにマッチしており、手触りのよさを感じました。  あまりボードゲームに慣れていない人と遊ぶときや、ちょっとのんびり遊びたいとき、短時間で簡単に遊びたいときなど、持っていると重宝しそうな一作です。

最近面白かったゲーム(2018/10/22)

1.シヴィライゼーション:新たな夜明け(評価:7/10)  大作シヴィライゼーションのリニューアルバージョン。  5つのアクションがあり、手番では1つを選んで行います。アクションは1度実行すると弱くなり、より強いアクションを実行しないと渋滞してしまうシステムです。  これにより、軍事(戦闘アクション)が必然的にある程度実行したくなるデザインとなっています。  また、勝利条件も戦闘で奪えるものが多く、全体として戦闘を誘発するデザインではないかと思います。    シヴィライゼーションらしく、国家や世界遺産などテキスト効果は健在。全体ではしっかり数がありますが、選択肢として提示される量は案外少ない印象で、遊びやすく感じました。    ルール量はしっかりあるためインストは大変ですが、遊んでみると意外なほどテンポよく進み、2時間ほどで収束しました。  アクション繰りに苦心しつつ、テキスト効果や戦闘による派手さを兼ね備えたゲームです。もう少し遊びこんでみたい作品です。

最近の面白かったゲーム(2018/10/15)

1.ヌスフィヨルド(評価:7/10)  ウヴェ・ローゼンベルグ氏お得意の特殊効果カードを絡めたワーカープレイスメント。  とはいえ今作はアクションスペースの数も、特殊効果カードの登場数も控えめですっきりとまとまっている印象があります。  特に注目したいのは株と魚です。  魚が宴スペースになければ長老の効果を使えません。しかし魚を宴スペースに置くのも1アクションなので、下手なタイミングでうつと他プレイヤーにかっさらわれることとなります。  また、魚は毎ラウンドの頭に定期収入として入手できますが、このとき手に入れた魚を「自分の持っている長老→自分以外の持っている自社株→自分の持っている自社株」の順に分配します。もちろん、手元に残って使用できるのは自分の持っている自社株分だけですので、長老を入手しすぎたり、株を発行しすぎると大変です。  では株を発行しなければいいのではないかとなりますが、株は発行するだけでゲーム内で比較的希少なリソースであるお金を増やせます。また、未発行株を手元に残しているだけで1枚につき1点の失点になります。さらに株を買う場合は「前回誰かが購入したあとに発行されたすべての株」をまとめて購入する必要があり、たいていの場合、かなりお金がかかります。  これらによりシステムの面白さを担保しつつ、ワーカープレイスメントによるアクションの取捨選択に抑揚をつけている感触があります。  なお、建物カードの登場数自体は比較的抑えられていますが、なんとデッキはきっちり3つ入っており、1ゲームですべてのカードが登場しないことを考えると非常にリプレイ性の高い作品です。  総じて、システム面に工夫があり、シンプルでリプレイにも事欠かず、しかも時間もそこまで長くかからない優秀作ではないかと思います。テキスト効果系が苦手な私も非常に楽しめました。何度か遊んで面白さを確かめていきたい作品です。

エッセン'18の気になるゲーム

エッセン'18で特に気になるゲームをリストアップしてみました。 リストアップ対象はこちらの リスト をもとにしております。ルールは読んでません。 1. Forum Trajanum  フェルト氏の新作重量級。いつものフェルトでタイル配置をするゲームになりそうです。国内流通はまだ発表されていないですが、取り扱われそうな気がします。 2. ダイスセトラーズ  すでにテンデイズゲームズさんより国内流通のはじまっている作品。4Xゲームなので戦闘がありそうなところが少し懸念ですが、コンポーネントが非常に魅力的で気になる作品です。 3. The River  「イスファハン」「ジャイプル」「メトロポリィス」で知られるセバスチャン・ポーション氏の中量級タイル配置。ポーション氏の作品は相性がいいのかしみじみ楽しめることが多いので気になっています。 4. Ceylon  トリックテイキング「コブラ」のデザイナーコンビによる新作。アートワークとテーマが好みなこともあり気になります。 5. Azul:Stained Glass of Sintra  今年SdJも受賞したアズールの後継作っぽいですが詳細はよくわかりませんでした。今作もアズール同様に美しいコンポーネントでほしくなります。 6. 7 Wonders:Armada  ドラフト系ボードゲームの名作「セブンワンダー」の新拡張です。セブンワンダー自体が好きなので、こちらの拡張もほしい気持ちがあります。 7. Between Two Castles of Mad King Ludwig  「ふたつの街の物語」と「ノイシュバンシュタイン城」が悪魔合体した作品な様子。面白いかははっきり言ってわかりませんが、アートワークが美麗で惹かれるものがあります。 8. Futuropia  フリーゼ氏の新作重量級。テーマが「ロボットが働いて人間に余暇が与えられるユートピアをつくろう」的で、フリーゼ氏がどんなゲームにしあげたのか気になります。 9. Franchise  「胡椒袋」のリメイク。胡椒袋自体が面白いという評判を耳にしており、気になっている作品です。 10. Concordia Venus  コンコルディアの拡張なのか独立拡張なのか両方なのかよくわかってませ

最近面白かったゲーム(2018/09/30)

1.スカルキング(評価:7/10)  ビッド系のトリテです。手札が少しずつ増えていくので予想しやすく、特殊カードの運もあるため初めてのトリックテイキングにもおすすめできる作品です。  久しぶりに遊びましたが、運要素がなかなか大きいため、予想を外しても気にならないこと、気軽に0トリック宣言で勝負しにいけるところが好みです。定期的に遊んでいきたい1作です。 2.アズール(評価:8/10)  SdJを受賞したタイル配置パズル。  タイルの取捨選択によるリソースマネジメントと、どの順にどこのタイルを埋めていくかのパズルが面白い作品です。  パズルゲームは苦手なことが多いですが、こちらは非常に楽しく遊べる作品でした。 3.デクリプト(評価:7/10)  チームで共通のキーワードを元に、数字を言葉に暗号化します。言葉を受け取った仲間はキーワードを用いて数字に復号化します。  基本的にはこれを繰り返しますが、このゲームの面白いところはこのやり取りを敵チームも聞いていることです。もし敵チームが暗号の解読に成功し、2回数字を当てることができたら敵チームの勝利となってしまいます。  かといって複雑すぎる暗号化(キーワードから遠すぎる言葉)だとチームメイトも復号化に失敗してしまいます。もし復号化の失敗を2回すると、これもまた敵チームの勝利となってしまいます。  このさじ加減をうまくする必要のある、ユニークなワードゲームです。  スパイごっことしてもよくできており、非常に好みです。もう少し遊んで確かめてみたいです。