1.惨劇RoopeR X(評価:8/10) いわゆるループものをテーマにした再現度の高い推理ゲーム。 主人公と脚本家の2陣営にわかれ、主人公側が推理を担当し、脚本家側は問題の提供をします。 主人公側は規定の回数のループ中に惨劇を防ぐか、隠された役職をすべて推理することができれば勝利です。 逆に脚本家側は設定した惨劇の条件を満たしつつループ回数を消化し、最後まで惨劇を続けた上で、隠された役職上手く伏せておくことができれば勝利となります。 ゲームの進行は意外と簡単で、脚本家と主人公がそれぞれ3枚のカードを伏せ、それを処理していくのがほとんどになります。もちろん脚本家側は裏で様々な条件を処理する必要があり、主人公側はメモして推理のタネとする必要があります。 ループを繰り返す度に少しずつ隠しパラメータや惨劇の条件がわかっていき、脚本家への対抗していく流れが非常に素晴らしいです。 私はまだ脚本家でしか遊べていませんが、脚本家側は最初のループからどのくらいの情報を出していいか、どうやって惨劇の条件を満たすかが悩ましく面白いです。 脚本の用意や運用など、脚本家の負担が少々重めではあるのですが、このゲームならではの面白さがありますので、一度体験していただきたい作品です。