ボドゲ紹介 Advent Calendar 2018、3日目の記事です。 突発ですが、ボドゲ紹介 Advent Calendarに今年も参加させて頂きました。昨年参加した記事は こちら (大鎌戦役について書きました)を。 「ボドゲ紹介 Advent Calendar 2018」については こちら をご覧ください。 【概要】 ペーパーテイルズは、国産インディーゲーム「ヴォーパルス」のリメイク作品です。 ユーロ寄りながら、少しだけTCG的なテキストもある傑作ドラフトゲームです。 より詳しいルールの概要は過去に書いた こちら をご覧ください 【魅力1 経年による時間経過】 ドラフトで巡るユニットカードは、場に出すとラウンドの終わりに経年マーカーを乗せます。また、経年マーカーが乗った状態でラウンドの終わりを迎えると、ほとんどの場合そのユニットは捨て札となります。 経年マーカー一つはゲーム内の25年を表しており、2つ目が乗る50年までにそのユニットが十分に動けなくなることが読み取れます。同様に、2つ目のマーカーが乗っても大丈夫、すなわち長寿なユニットや、最初からマーカーが乗っており残りの寿命が短いもの、はたまたより多くのマーカーを乗せることで価値が高くなるものもあります。 この不均衡さに情緒と、時のうつろいを深く感じます。 【魅力2 経年しない建物】 先程経年について触れましたが、ユニットとは逆に経年しないものがゲーム中に登場します。それが建物カードです。 建物は最初からすべてのカードが公開されており、条件を満たすことで自分の場に建築できます。 建築された建物はゲーム内時間で100年の間、劣化することなく場に残り続け、恩恵をもたらします。この建物カードがあることで、ユニットカードのすぐに退場してしまう儚さが際立っているように感じます。 【魅力3 テーマと一致したシステム】 ここまでご紹介したように情緒と時間を感じられる素敵なテーマです。 同時にシステム的にも優れており、手札運の絡むユニットが2ラウンドで退場することで、運要素の影響を軽減しています。 ユニットとは逆の性質を持つ建物は最初からすべて公開されており、運要素はありません。そのため、どの建物をいつどの順に建てるかは計画的に行え...
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