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1月, 2017の投稿を表示しています

最近面白かったゲーム(2017/01/30)

最近遊んで面白かったゲームについて。 1.ペアネコ(評価:7)  賽苑さんの二人用ゲーム。対戦相手との間にネコのタイルを立てて並べ、手前か奥のどちらかに倒す、もしくはパスして残りを全て相手に倒してもらうだけというシンプルさ。  基本ルールでも様々なジレンマが楽しめるが、上級ルールだと倒せるタイルが絞れるようになるため一層ジレンマと駆け引きが楽しめる。 2.メトロポリィス(評価:9)  競りと陣地取りのゲーム。競り値を上げると同時に塔を建てる場所が移っていくところ、塔を建てる場所が動かせなくなっても競り上げられなくなるので自動的に競り落としとなるところが面白い。やはりこのゲームは好き。 3.ロールフォーザギャラクシー(評価:8)  レースフォーザギャラクシーのダイス版。ダイスビルド+プロット。宇宙に自分だけの帝国を作るゲーム。  やることは割りとシンプルで、ダイスを振ってプロットして、選んだアクションを処理していくだけ。  とはいえダイスは色ごとに出目に偏りが異なり、タイルは裏と表で役割も効果も違うので、プレイヤーは常に悩ましい選択を迫られる。  ダイス目の調整があるゲームは好みでないことが多いが、このゲームはプロット時に調整するためダウンタイムが気にならず楽しめる。 4.ソラリウスミッション(暫定評価:8)  ダイスを使った宇宙テーマの3Xゲーム(※4XでないのはeXterminate:殲滅がないため)にしては非常に地味なダイスドラフト+リソースマネジメント。ラグランハを手掛けたデザイナーの作。  やることはそれなりに複雑だが、サマリーにほぼ全て書いてあるため困ることは少ない。  手番では   1.ダイヤル上に置かれた4つのダイスから1つを選んで取る   2.自分のダイス置き場の好きなところに配置し、リソースを得るかアクションを行う   3.サブアクションで宇宙を旅するか、宇宙船を強化する   4.袋からダイスを一つ取り出して振り、ダイヤルを一つ回して配置する  といった感じを繰り返す。  リソースも手番もカツカツな上に運要素のリスクもあるのに地味、と敬遠されやすい要素の塊みたいなゲームだが僕は好き。  今回は初プレイなこともあって全得点源を網羅する感じでやってみたが、どれかに偏っても得

最近面白かったゲーム(2017/01/13)

最近遊んで特に面白いなと思ったゲームの覚え書き。 1.ファブフィブ(暫定評価:8)  あまり遊ばれてるのを見ない気がする。3枚のカードを降順に読み上げるだけのブラフゲーム。  回ってきたカードを見て、1度だけカードを交換。数字を宣言するのだが、ブラフゲームによくある『数値を大きくする必要がある。このとき嘘をついても良い』というルール。  回ってきたカードや交換したカードがどんなにひどくてもめげない、しょげない、ないちゃダメ。  不測の事態に動揺せず対処するのが楽しい。ポーカーフェイスが大事。 2.ラミネートラミー(暫定評価:8)  ゲムマ秋の話題作。セブンを使った拡大再生産するラミー。論文発表がテーマ。  役を作るラミー系のゲームだが、役作り(論文発表)に使ったカードがなくならないと得点にならない。また、役作りに使われたカードは自分も他人も持っていくことが可能で、残った一枚だけが論文発表者の手元に残る。この残ったカードについても発表者は無料、他のプレイヤーは発表者に手札を一枚渡すことで再利用できる。  とても好きなタイプのゲーム。非常に面白かったのと、『一人のプレイヤーが同じ論文を複数発表してはならない』ルールを忘れていたこともあり、少なくとももう一度遊びたい。   3.ヘラス(暫定評価:7)  プエルトリコ的アクション選択+バーストな陣取り。今回は二人プレイ。  基本的には大きな土地を作るのがベターだが、像の得点は都市の数が多い方が得なので一筋縄では行かない。採石場は土地に点在しているのでそれなりに手広くする必要があるが、手番数が少ないため絶妙に繋がらない広さ。  オールドタイプな印象は確かにあるが、個人的にはこのくらいの重さ、複雑さのゲームが好きなのでヒット。まだ見えてないところが多い感触があるので評価は保留の6に、感じた面白さで+1。 4.ワールズフェア1893(暫定評価:8)  軽いのにジレンマは感じる素敵なゲーム。運要素もそれなりだけどカード補充がどこにされるかまで含めてのゲームなので納得感はある。  初回は特殊カードが強すぎるように感じたが、ある程度強いことを念頭に遊べば問題ない程度だったので、これは僕が特殊カードの強さを見誤っただけだった。  ゲームで注目したいのは、1つの選択で複数の効

紹介したいゲーム 2016年版

2016年に遊んだゲームの中で、特に紹介したいゲームを10個選出しました。悩みに悩んで選んだ、いずれ劣らぬ珠玉のゲームです。ご興味が湧きましたら是非一度プレイを! 1. パンデミック:レガシー シーズン1  言わずと知れた大傑作。最高にドラマチックな協力ゲーム。  繰り返し同じメンバーで遊ぶことで意思疎通も最適化され、強い連帯感を感じることができます。  ルールは若干多いですが、ルールブック中でミスについて『巻き戻せなかったらそのまま楽しく遊んで大丈夫だよ!』のようなことが記載されているほどなので、多少のミスは気にせず気楽に楽しむのが正解かと。  同じメンバーで何度も遊ぶことが推奨されますが、これについてもご安心を。ゲーム内時間で2ヶ月分程度遊べば楽しさは充分伝わり、「あの面白いのをやるぞ!」となることでしょう(ならなかったらごめんなさい)。  ハードルは低くありませんが、思っているほど高くもないはずです。  是非一度遊んでみて頂きたいゲームです。 2. P.I.  『蒸気の時代』、『ヴィアネビュラ』などで有名なマーティン・ワレスの推理ゲーム。とはいえこれは綺麗なワレスというか、シンプルで堅実なゲームなので黒い駒に苦しめられたい方には物足りないかもしれません。  テーマは私立探偵で、ハードボイルドな雰囲気が大変素晴らしいですが、私が推したいのは雰囲気だけではありません。  カードや駒、タイルをうまく活用したメモ要らずの推理ゲームとして優れているように思います。質問に使うカードもめくり運だけによらず、どのカードを潰しておくと推理されにくいか、どのカードを潰されたから質問すべきはどれか、というような考えどころもあります。  シンプルなルールのため誰でも楽しめ、プレイ時間も1時間ほどと、優等生なゲームではないかと思います。 3. ゴールドウェスト  『ワールズフェア1893』のデザイナー、J.アレックス・ケヴァーンのゲーム。ワールズフェアは結構評判になっていたので今回は紹介しませんが、こちらもなかなか軽快でジレンマを楽しめるゲームなのでオススメです。  さて、ゴールドウェストについて。西部開拓時代の経営者となり、金を掘ったり開拓したりして開拓に貢献しよう! というようなゲームです。非常に豪華なコンポーネ