2016年に遊んだゲームの中で、特に紹介したいゲームを10個選出しました。悩みに悩んで選んだ、いずれ劣らぬ珠玉のゲームです。ご興味が湧きましたら是非一度プレイを!
1.パンデミック:レガシー シーズン1
言わずと知れた大傑作。最高にドラマチックな協力ゲーム。
繰り返し同じメンバーで遊ぶことで意思疎通も最適化され、強い連帯感を感じることができます。
ルールは若干多いですが、ルールブック中でミスについて『巻き戻せなかったらそのまま楽しく遊んで大丈夫だよ!』のようなことが記載されているほどなので、多少のミスは気にせず気楽に楽しむのが正解かと。
同じメンバーで何度も遊ぶことが推奨されますが、これについてもご安心を。ゲーム内時間で2ヶ月分程度遊べば楽しさは充分伝わり、「あの面白いのをやるぞ!」となることでしょう(ならなかったらごめんなさい)。
ハードルは低くありませんが、思っているほど高くもないはずです。
是非一度遊んでみて頂きたいゲームです。
テンデイズゲームズから発売されたクニツィアのラミー。やや地味ながら役作りとクニツィアらしいスパイスの楽しめます。
ラミー系の経験値が少ないため他のゲームとの比較は難しいですが、個人的に面白いと感じているのは『ゲームごとに設定されるタスクの達成を目指す』、『ノックによって今捨てられたカードを拾うことができる』の2点でしょうか。
カードゲームのため持ち運びしやすく、インスト込みで1時間かからない程度ですので、気軽に楽しめる良作です。
7.ライフイズライフ
もう一つカードゲームを取り上げると、このライフイズライフは非常に楽しいマジョリティとセットコレクションのゲームです。
ルールは非常にシンプルで1列と手札を交換していくだけながら、簡単なカウンティングと各カードの枚数予想、役作りによるサドンデス勝利などがあり、駆け引きの楽しいゲームとなっています。
絵柄も可愛らしく、持っていて損のないゲームではないかと思います。
8.航海の時代
ロンデル+マジョリティの非常にミニマルでシャープなゲームです。
ロンデル的にぐるぐると島を巡り、対応する島の特典を得たり、投資によって特典を強化していくだけのシンプルなゲームですが、ここにマジョリティ争いが絡むことで奥の深いゲームとなっています。
さらに拡張『王への書簡』を導入することで得点経路の幅が広がり、基本ゲームでは価値の低かった母港(ロンデルの円環にはない中央の島)が見直されます。
1時間ほどで終わるところ、コンパクトで持ち運びに便利なところも見逃せません。
同人作品のため入手難度は高めですが、非常に面白いゲームですので一度は遊んでみて欲しい作品です。
9.Bidders!
こちらも同人作品ながら商業作品に負けない、一風変わった競りを楽しめるゲームとなっています。
注目すべきはやはり、同時に二つの競りを行うところでしょう。
一つは報酬のお金を少しずつ下げていく黒の事業、一つは人をどんどん追加していく白の事業ですが、黒の事業で下げられた報酬の差額は白の事業の報酬になるというのが面白いところです。
入札は両方に可能ですが、同時にはできないため、今のタイミングでどちらに入札するか、いくらで入札するかが非常に悩ましい作品です。
10.ギャンブラーギャンブル
バッティングに拡大再生産の要素をミックスした作品です。それでいてルールはシンプルで、伏せたカードを予想し合う面白さが詰まっています。
特に4のギャンブラーによる勝利方法、バッティングに失敗した場合のトップ減点ルールが効いていて、シンプルながら戦略や作戦の幅があるところも素敵です。
濃密な駆け引きと戦略、手軽なプレイ時間、コンパクトと非常に優等生な作品ではないかと思います。
以上、10作品を紹介しましたが如何でしたでしょうか。気になる作品が一つでも増えれば筆者として幸いです。
1.パンデミック:レガシー シーズン1
言わずと知れた大傑作。最高にドラマチックな協力ゲーム。
繰り返し同じメンバーで遊ぶことで意思疎通も最適化され、強い連帯感を感じることができます。
ルールは若干多いですが、ルールブック中でミスについて『巻き戻せなかったらそのまま楽しく遊んで大丈夫だよ!』のようなことが記載されているほどなので、多少のミスは気にせず気楽に楽しむのが正解かと。
同じメンバーで何度も遊ぶことが推奨されますが、これについてもご安心を。ゲーム内時間で2ヶ月分程度遊べば楽しさは充分伝わり、「あの面白いのをやるぞ!」となることでしょう(ならなかったらごめんなさい)。
ハードルは低くありませんが、思っているほど高くもないはずです。
是非一度遊んでみて頂きたいゲームです。
『蒸気の時代』、『ヴィアネビュラ』などで有名なマーティン・ワレスの推理ゲーム。とはいえこれは綺麗なワレスというか、シンプルで堅実なゲームなので黒い駒に苦しめられたい方には物足りないかもしれません。
テーマは私立探偵で、ハードボイルドな雰囲気が大変素晴らしいですが、私が推したいのは雰囲気だけではありません。
カードや駒、タイルをうまく活用したメモ要らずの推理ゲームとして優れているように思います。質問に使うカードもめくり運だけによらず、どのカードを潰しておくと推理されにくいか、どのカードを潰されたから質問すべきはどれか、というような考えどころもあります。
シンプルなルールのため誰でも楽しめ、プレイ時間も1時間ほどと、優等生なゲームではないかと思います。
『ワールズフェア1893』のデザイナー、J.アレックス・ケヴァーンのゲーム。ワールズフェアは結構評判になっていたので今回は紹介しませんが、こちらもなかなか軽快でジレンマを楽しめるゲームなのでオススメです。
さて、ゴールドウェストについて。西部開拓時代の経営者となり、金を掘ったり開拓したりして開拓に貢献しよう! というようなゲームです。非常に豪華なコンポーネントは必見で、特に駒は大変可愛らしいので是非実物を見て下さい!
1時間ほどのゲームながら要素は多めで、その盛々感は『トラヤヌス』や『ノートルダム』のフェルトを彷彿とさせます。しかし、サマリー的な表記が充実しているためルールを忘れにくく、リソースをマンカラし、マンカラの外に出たリソースだけがアクションに利用できるというルールを基盤にしているため選択肢がほどよく絞られるなど、遊びやすくする工夫が随所に見られます。
要素の割に手軽であり、かつ悩ましい好ゲームです。
『スシゴー!』や『イムホテップ』を手掛けたハーディングの作品。
拡張なしのカカオはワーカーが描かれたタイルを配置する、『ワーカータイルプレイスメント』とでもいうべき一風変わったシステムが持ち味ですが、やや軽すぎるというのが正直な感想でした。
しかし、拡張の『ショコラトル』では
・配置するタイルの選択肢を増やす『地図』
・水路をコストにカカオを手に入れる『貯水池』
・新たな得点経路としての『チョコレート』
・ちょっとした特殊能力を追加する『小屋』
の4つのモジュールが追加され、これらを適用することで『カカオ』の軽快さを損なわずに持ち味である『ワーカータイルプレイスメント』が一層悩ましいものに変わります。
『カカオ』に物足りなさを感じていた方は是非、拡張を入れてプレイを!
5.メトロポリィス
セバスチャン・ポーションの競りと陣地取りのゲームです。『ジャイプル』、『イスファハン』などが代表作でしょうか。
このゲームの見どころはなんといっても独特のシステムでしょう。競っている陣地を移動しながら競り値を上げていくのは非常に新鮮で、それでいてシンプルにジレンマを楽しめます。
プレイヤーごとに得点となる地形が異なるため、序盤は正体隠匿のような腹の探り合いから始まり、少しずつそれぞれの欲しい場所がわかっていき、最後には相手に取らせないヒリヒリした競りへと変わっていくプレイ感の抑揚も素晴らしい点です。
なかなか見かけることが少ないゲームですが、機会があれば是非とも遊んでいただきたい逸品です。
6.ラミー17セバスチャン・ポーションの競りと陣地取りのゲームです。『ジャイプル』、『イスファハン』などが代表作でしょうか。
このゲームの見どころはなんといっても独特のシステムでしょう。競っている陣地を移動しながら競り値を上げていくのは非常に新鮮で、それでいてシンプルにジレンマを楽しめます。
プレイヤーごとに得点となる地形が異なるため、序盤は正体隠匿のような腹の探り合いから始まり、少しずつそれぞれの欲しい場所がわかっていき、最後には相手に取らせないヒリヒリした競りへと変わっていくプレイ感の抑揚も素晴らしい点です。
なかなか見かけることが少ないゲームですが、機会があれば是非とも遊んでいただきたい逸品です。
テンデイズゲームズから発売されたクニツィアのラミー。やや地味ながら役作りとクニツィアらしいスパイスの楽しめます。
ラミー系の経験値が少ないため他のゲームとの比較は難しいですが、個人的に面白いと感じているのは『ゲームごとに設定されるタスクの達成を目指す』、『ノックによって今捨てられたカードを拾うことができる』の2点でしょうか。
カードゲームのため持ち運びしやすく、インスト込みで1時間かからない程度ですので、気軽に楽しめる良作です。
7.ライフイズライフ
もう一つカードゲームを取り上げると、このライフイズライフは非常に楽しいマジョリティとセットコレクションのゲームです。
ルールは非常にシンプルで1列と手札を交換していくだけながら、簡単なカウンティングと各カードの枚数予想、役作りによるサドンデス勝利などがあり、駆け引きの楽しいゲームとなっています。
絵柄も可愛らしく、持っていて損のないゲームではないかと思います。
8.航海の時代
ロンデル+マジョリティの非常にミニマルでシャープなゲームです。
ロンデル的にぐるぐると島を巡り、対応する島の特典を得たり、投資によって特典を強化していくだけのシンプルなゲームですが、ここにマジョリティ争いが絡むことで奥の深いゲームとなっています。
さらに拡張『王への書簡』を導入することで得点経路の幅が広がり、基本ゲームでは価値の低かった母港(ロンデルの円環にはない中央の島)が見直されます。
1時間ほどで終わるところ、コンパクトで持ち運びに便利なところも見逃せません。
同人作品のため入手難度は高めですが、非常に面白いゲームですので一度は遊んでみて欲しい作品です。
9.Bidders!
こちらも同人作品ながら商業作品に負けない、一風変わった競りを楽しめるゲームとなっています。
注目すべきはやはり、同時に二つの競りを行うところでしょう。
一つは報酬のお金を少しずつ下げていく黒の事業、一つは人をどんどん追加していく白の事業ですが、黒の事業で下げられた報酬の差額は白の事業の報酬になるというのが面白いところです。
入札は両方に可能ですが、同時にはできないため、今のタイミングでどちらに入札するか、いくらで入札するかが非常に悩ましい作品です。
10.ギャンブラーギャンブル
バッティングに拡大再生産の要素をミックスした作品です。それでいてルールはシンプルで、伏せたカードを予想し合う面白さが詰まっています。
特に4のギャンブラーによる勝利方法、バッティングに失敗した場合のトップ減点ルールが効いていて、シンプルながら戦略や作戦の幅があるところも素敵です。
濃密な駆け引きと戦略、手軽なプレイ時間、コンパクトと非常に優等生な作品ではないかと思います。
以上、10作品を紹介しましたが如何でしたでしょうか。気になる作品が一つでも増えれば筆者として幸いです。
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