1.オルレアン(暫定評価:8)
2015年のKdJノミネート、DSP2位の大作を遅れ馳せながら初プレイ。
メインシステムは袋にチップを入れ、それをカスタマイズしていくプールビルド。まずチップをドローし、同時プロットでチップを各アクションに配置。その後、ひとつずつアクションを選んで実行していく。
ゲームは全体で18ラウンドもあるが、同時プロットのおかげでサクサクと進むのが心地良い。欠点として衝立が付属していないが、いわゆる紳士淑女協定(プロット中は他人の個人ボードを見ない)で自分は気にならなかった。
最初はよくわからないまま効率のよさそうなこと、できることをやっていくが、プレイ中に色々な気付きがあり、終わる頃には『次はもっと上手くできる』と思わせてくれる。ある程度どの要素もやる必要があるが、どれを優先するかは選べる感じなので様々な戦略が試せそう。
総じてリプレイ欲が刺激される秀作。拡張も複数出ており、国内のショップにも時折入荷しているため手に入れたい。
なお余談だが、日本語版には市民トークンの処理に関して少々致命的なエラッタがあるため、エラッタ情報を確認してから遊ぶことを推奨する。
2.ロイヤルターフ(暫定評価:7)
クニツィア先生のレースゲーム。
今回は6人かつ初プレイだったので公開賭けでプレイ。
これがまた面白い! それぞれ馬に賭けた後、順にダイスを振ってどの馬を進めるのか選ぶだけなのだが、全員自分の得になるように馬を進めたいのでひどい主張がバシバシでる。ちょっと抜粋すると次のよう。
「馬の目だからスノーホワイト潰しておこうぜ」
「いや、ここは一番勝ってるAさん潰すためにブラックストーリーを」
「ちょっと待て、馬の目ならまた出て誰か潰してくれるからオレンジーナ進めよう」
「いやそれ全部俺の得にならないだろ!(←振った人)」
また、馬の選択肢は7頭全てが一度ずつ進むまで再度選ぶことができないため、最後の2頭辺りはダイス振る手に力がこもる。
システム的な深みはまだわかっていないが、非常に面白いゲームであることは間違いない。3~4人でオススメとされる、非公開賭けのルールも試してみたい。
3.イス山さん(暫定評価:7)
見た目通りのバランスゲームだが、縦にまっすぐ/滑りやすいように/ちょっと引っ掛けるだけ/足を上手く絡ませてなど、積み方の多様性が素晴らしい。
カラフルなイスを積み上げて出来上がるものは見ていて面白く、積むときも如何に次の人に苦労させるかを意外と考える。
4.ダイスフォージ(暫定評価:7)
話題のダイスビルド。写真はプレイ中に撮り忘れたため片付け中。
特徴的なのはダイスビルドはダイスビルドでも、特殊ダイスの構成をビルドをするのではなく、文字通りダイス自体の面(フェイス)を入れ替えてダイスそのものを自分専用に構築していく。
ゲームはオーソドックスなリソース管理で、フェイスを買うか、特殊なカードを買うかを繰り返す。フェイスも特殊カードも効果はほとんどがシンプル。全てアイコン化されており、最初から全て見えているためここで困ることは少ないだろう。
個人的に少し気になったのは手番差だが、ダイス次第なところもあるので許容範囲な気はする。
5.グリムリーパー(暫定評価:7)
ラングフィンガーのリメイク。ラングフィンガーは未プレイだが、それと比べてリプレイ性が増えるようになったとのこと。
ゲームは意外と少ない、持ち運びしやすいサイズのワーカープレイスメントで、時間も比較的少なめ、対応人数も広めとかなり取り回しやすい。
正直な話、あまり期待していなかったのだが、思っていたよりずっと真っ当なワーカープレイスメントで驚いた。
ゲーム終了の20点は長いように見えて一瞬で、それでいてワーカープレイスメントらしいアクション選択の妙はしっかり感じられる秀作。
特殊巻物カードの処理だけは個人的にイマイチだったが、逆に言えばそれくらいしか欠点は見つからなかった。
ルールもかなり簡単なため、ワーカープレイスメントの入門に最適ではないかと思う。
6.航海の時代(評価:9)
A.I.Lab.遊さんの国産同人ゲーム。
ロンデルしながらマジョリティを競う、コンポーネントやルールはコンパクトながらプレイは非常に深みがあって面白い、個人的にどストライクなゲーム。
今回は『王家の書簡』拡張を入れ、5人でプレイ。『王家の書簡』拡張入りは2度目、5人プレイは初だったが変わらず面白い。
島の数が1つ多いため自分なりのロンデルを組むのが少し難しく、更に船の数も多いためあちこちでお金が吸われる展開に。そんな中自分は資材を6枚公開すると1点のカードにつられて資材を集めるも、別の1人が早々に投資を繰り返し3投資を達成。慌ててカードを取り遅れつつも投資をするが及ばず2位。3投資した島2つで3点はやっぱり強かった。
場所も書簡も契約もまだまだ組み合わせは無数にあり、今後も繰り返し遊びたい一作。
2015年のKdJノミネート、DSP2位の大作を遅れ馳せながら初プレイ。
メインシステムは袋にチップを入れ、それをカスタマイズしていくプールビルド。まずチップをドローし、同時プロットでチップを各アクションに配置。その後、ひとつずつアクションを選んで実行していく。
ゲームは全体で18ラウンドもあるが、同時プロットのおかげでサクサクと進むのが心地良い。欠点として衝立が付属していないが、いわゆる紳士淑女協定(プロット中は他人の個人ボードを見ない)で自分は気にならなかった。
最初はよくわからないまま効率のよさそうなこと、できることをやっていくが、プレイ中に色々な気付きがあり、終わる頃には『次はもっと上手くできる』と思わせてくれる。ある程度どの要素もやる必要があるが、どれを優先するかは選べる感じなので様々な戦略が試せそう。
総じてリプレイ欲が刺激される秀作。拡張も複数出ており、国内のショップにも時折入荷しているため手に入れたい。
なお余談だが、日本語版には市民トークンの処理に関して少々致命的なエラッタがあるため、エラッタ情報を確認してから遊ぶことを推奨する。
2.ロイヤルターフ(暫定評価:7)
クニツィア先生のレースゲーム。
今回は6人かつ初プレイだったので公開賭けでプレイ。
これがまた面白い! それぞれ馬に賭けた後、順にダイスを振ってどの馬を進めるのか選ぶだけなのだが、全員自分の得になるように馬を進めたいのでひどい主張がバシバシでる。ちょっと抜粋すると次のよう。
「馬の目だからスノーホワイト潰しておこうぜ」
「いや、ここは一番勝ってるAさん潰すためにブラックストーリーを」
「ちょっと待て、馬の目ならまた出て誰か潰してくれるからオレンジーナ進めよう」
「いやそれ全部俺の得にならないだろ!(←振った人)」
また、馬の選択肢は7頭全てが一度ずつ進むまで再度選ぶことができないため、最後の2頭辺りはダイス振る手に力がこもる。
システム的な深みはまだわかっていないが、非常に面白いゲームであることは間違いない。3~4人でオススメとされる、非公開賭けのルールも試してみたい。
3.イス山さん(暫定評価:7)
見た目通りのバランスゲームだが、縦にまっすぐ/滑りやすいように/ちょっと引っ掛けるだけ/足を上手く絡ませてなど、積み方の多様性が素晴らしい。
カラフルなイスを積み上げて出来上がるものは見ていて面白く、積むときも如何に次の人に苦労させるかを意外と考える。
4.ダイスフォージ(暫定評価:7)
話題のダイスビルド。写真はプレイ中に撮り忘れたため片付け中。
特徴的なのはダイスビルドはダイスビルドでも、特殊ダイスの構成をビルドをするのではなく、文字通りダイス自体の面(フェイス)を入れ替えてダイスそのものを自分専用に構築していく。
ゲームはオーソドックスなリソース管理で、フェイスを買うか、特殊なカードを買うかを繰り返す。フェイスも特殊カードも効果はほとんどがシンプル。全てアイコン化されており、最初から全て見えているためここで困ることは少ないだろう。
個人的に少し気になったのは手番差だが、ダイス次第なところもあるので許容範囲な気はする。
5.グリムリーパー(暫定評価:7)
ラングフィンガーのリメイク。ラングフィンガーは未プレイだが、それと比べてリプレイ性が増えるようになったとのこと。
ゲームは意外と少ない、持ち運びしやすいサイズのワーカープレイスメントで、時間も比較的少なめ、対応人数も広めとかなり取り回しやすい。
正直な話、あまり期待していなかったのだが、思っていたよりずっと真っ当なワーカープレイスメントで驚いた。
ゲーム終了の20点は長いように見えて一瞬で、それでいてワーカープレイスメントらしいアクション選択の妙はしっかり感じられる秀作。
特殊巻物カードの処理だけは個人的にイマイチだったが、逆に言えばそれくらいしか欠点は見つからなかった。
ルールもかなり簡単なため、ワーカープレイスメントの入門に最適ではないかと思う。
6.航海の時代(評価:9)
A.I.Lab.遊さんの国産同人ゲーム。
ロンデルしながらマジョリティを競う、コンポーネントやルールはコンパクトながらプレイは非常に深みがあって面白い、個人的にどストライクなゲーム。
今回は『王家の書簡』拡張を入れ、5人でプレイ。『王家の書簡』拡張入りは2度目、5人プレイは初だったが変わらず面白い。
島の数が1つ多いため自分なりのロンデルを組むのが少し難しく、更に船の数も多いためあちこちでお金が吸われる展開に。そんな中自分は資材を6枚公開すると1点のカードにつられて資材を集めるも、別の1人が早々に投資を繰り返し3投資を達成。慌ててカードを取り遅れつつも投資をするが及ばず2位。3投資した島2つで3点はやっぱり強かった。
場所も書簡も契約もまだまだ組み合わせは無数にあり、今後も繰り返し遊びたい一作。
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