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【紹介】大鎌戦役

 この記事はボドゲ紹介 Advent Calender 2017、4日目のものになります。
 詳しくは是非リンク先を!

 さて、今回は紹介ということで、僕が今年初めて遊んだ中で最も好きなゲーム、大鎌戦役を紹介したいと思います。
 

◯概要
 以下、アークライト様より引用。
 『サイズ』は1920年代のもうひとつの世界の舞台にした、重量級4X(探検・拡大・開発・破壊)ゲームである。そこは農業と戦争の時代、そして傷ついた心と古びた兵器、発明と勇気の時代であった。
欧州に積もる雪は人類最初の世界大戦の灰で黒ずんでいた。かの大戦に重装甲兵器《メック》を送り込んだ「ファクトリー」と呼ばれる大都市国家はその門戸を閉ざし、近隣国家に注視されていた。戦場へと赴く五カ国のうち、自分の帝国を東欧の支配者にまで成長させ、富と名声を得るのは誰か?
世界中で数々の賞を受賞した世紀の傑作重量級ゲームが、完全日本語版となって堂々登場! 
というわけで、巨大兵器メックが闊歩し灰燼烟るディーゼルパンクな世界で、謎の大都市国家ファクトリーと東欧の覇権をめぐる、ドラマとロマンの溢れるゲームです。


◯魅力その1――シンプルなベース
 このゲーム、プレイ時間は115分の4Xゲームなだけあってそれなりにルール量があるんですが、実際にはそんなに難しいゲームじゃなかったりします。
 というのも、プレイヤーに与えられている選択肢はたった4つなのです。手番では個人ボードに描かれた4つの区画から、1区画を選択します。この1区画は上下に1アクションずつアクションが示されていて、この2アクションをそれぞれ実行できます。
 つまり、4組8アクションから1組2アクションを選ぶだけなんです。
 もちろんこの選択肢には各国の特殊能力なんかも絡んでくるので一筋縄ではいかないわけですが、それでも4つから1つを選ぶというのは比較的わかりやすいんじゃないかと。


◯魅力その2――直接攻撃の軽減
 4Xであり、戦争をテーマにしているだけあって戦闘がありますが、このゲームにおける戦闘は『殴りかかって勝ったのに痛い』可能性があります。
 というのも、ゲーム中に非戦闘員であるワーカーを戦闘に巻き込んだ場合、勝利点に直結する民心が下がるのです。
 また、戦闘で勝つために必要な軍事力は使い切りで、一度戦闘した後はしばらく戦闘で勝ちにくいというのも、戦闘を仕掛けにくくしていて非常に良いシステムだと思います。
 

◯魅力その3――使ってみたくなる国々
 ファクトリー以外に基本に5か国、拡張で2か国が登場します。いずれの国も特徴的な能力を持っており、どの国も1度は試してみたくなるような魅力をもっています。
 それに加え、このゲームでは各国の代表者がキャラクターとして登場します。そしてなんと、各国がファクトリーと接触したい動機や、キャラクターのこれまでなどが設定として存在します! これらを知った上でプレイすると、より一層ゲームへの没入感が増し、ときにはドラマが生まれます。


 他にも遭遇だとか目的だとか目標なんかも色々と個人的には工夫が感じられて非常に好きなゲームです。
 そしてなんとこのゲーム、12/9にアークライト様から日本語版が出ます!
 是非この機会に、自分へのクリスマスプレゼントとして購入したり、ホリデーシーズンに友人と遊んだりされてはどうでしょう?
 大鎌戦役の1ファンとして、この記事を読んで『遊んでみたいな』と思われる方がいらっしゃると嬉しいです。

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