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最近面白かったゲーム(2018/12/03)

1.もっとホイップを(評価:7/10)

 NGOさんより発売された新版をプレイ。

 ケーキをもした11枚のタイルを切り分け、切り分けた人が最後になるようにケーキを選んでいきます。選んだケーキは食べるか、とっておくかが選べます。
 ゲーム終了時に
 ・食べたケーキは描かれたホイップの数だけ得点
 ・とっておいたケーキは所持数がトップなら描かれた数字の分だけ得点
 となります。

 ルールはほぼこれだけで簡単ですが、プレイは悩ましいの一言。どう切り分けるといいかがまず悩ましく、さらに上手く切り分けられると選ぶのも悩ましくなります。
 どれを選んでなにを残し、どれだけ食べるか、ジレンマの連続が気持ちのいい作品です。



2.トリックと怪人(評価:7/10)

 こちらはオインクゲームズさんから発売された新版をプレイ。
 今回は3人プレイでしたのでそちらの所感を。

 11枚(1~10、1のみ2枚)のカードをよく混ぜ、3人に3枚ずつ配ります。残った2枚は4人目として機能します。
 まず親から順にカードを1枚ずつ伏せます。伏せる際に3つのトークンのいずれかをのせ、そのカードの色が何色かを示します。
 その後、逆順(カタン方式)でどのカードが犯人(数字が最も大きいか、カードの効果によって決まります)かを予想します。
 上手く犯人のカードを出したり、犯人を当てることができれば得点になります。
 しかし、自由にトークンを置くことができる怪人は決して犯人にならず、さらに犯人だと誤認させることができれば得点を奪うことができます。

 推理ゲームらしく論理ももちろん必要ですが、ある程度プレイヤーに依存している部分があり、論理だけでは読み切れないのが面白い作品です。
 オインクゲームズさんらしい、小箱にコンポーネントをこれでもかと詰めていらっしゃるのも触っていて楽しいですね。



3.小早川(評価:6/10)

 オインクゲームズさんのギャンブルゲーム。

 手札1枚の強さを比べて、最も大きな数字だったら勝ちとなります。
 しかし、場札として公開されている「小早川」は最も数字の小さいカードの味方となり、これによって順位が入れ替わる可能性があります。

 行くか引くかのシンプルなギャンブルゲームです。さっと遊べる手軽さと、メダルの重さが素敵な作品です。


コメント

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