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2018年を振り返って

毎年恒例にしたい年末振り返り企画です。
昨年はこちらを、一昨年はこちらをご覧ください。

 今年は購入ゲーム数を50個、リプレイ率増加を目標に購入物を厳選し、繰り返し遊ぶことに努めました。その甲斐あってか総プレイが約160ゲームに対し、購入数は55タイトル、新規プレイ53タイトル、リプレイしたゲームが40タイトルと目標通りの結果となりました。

 この今年遊んだ中でも、新たに気に入ったゲーム、印象に残ったゲームを10タイトルご紹介していきたいと思います。

・クランズ オブ カレドニア



 『テラミスティカ』や『マルコポーロの旅路』のいいとこ取りをしたようなゲームです。基本は陣取りなのですが、ボードに配置した自分のコマを個人ボードに戻すというのが特に面白い仕組みで、非常に新鮮に感じました。
 要素の多い複合的なゲームの中では整理されていて、運要素をヴァリアントルールで調整できるのも私好みです。



・ブルゴーニュ



 フェルト氏の傑作ダイスゲーム。以前遊んだ際は面白いながらもボリュームが多すぎるように感じましたが、サマリーを用意して2人で遊んでみたところ評価一変。
 今では2、3人でインスト含め2時間くらいならまず候補に上げたい一品だと感じています。



・ハイソサエティ
 

 ニューゲームズオーダー様より日本語版新版が発売されたことを機にリプレイしました。以前遊んだときはその奥深さに気がつけなかったのですが、改めて遊んでみるといつ競り勝ちに行くかが悩ましい名作でした。
 小箱ではこれまで『コロレット』がマイベストでしたが、勝るとも劣らないくらい気に入っています。



・ペーパーテイルズ



 アドベントカレンダーでの記事でもご紹介した傑作ドラフトゲームです。
 『ヴォーパルス』を長らく積んでしまっていたのですが、あまりの面白さに改めて『ペーパーテイルズ』並びに『拡張:禁域への門』を購入しました。
 拡張はまだ遊べていないのですが、『世界の七不思議』とともに繰り返し遊んでいきたいです。



・ザ マインド


 小箱の協力ゲームです。ある友人が『エスパーゲーム』だと称していましたがまさしく。初めてルールを聞いたときの衝撃は未だに忘れられません。
 好みなどはあるかと思いますが、私個人としては手軽に楽しく遊びやすいゲームだと思っており好きな作品です。



・アルペンツィアン


 もしかすると、2018年に遊んだ中で一番好きかもしれない作品です。
 ダイスを使った紙ペンゲームですが、ダイスの取捨選択と書き込み位置のジレンマが非常に楽しく、純粋にシステムだけでも好きなのですが、さらにここに「書き込む際に自由にお絵描きしていいよ!」というのがたまりません。
 ゲームの思考の楽しさと、お絵描きの手を動かす楽しさが交互にやってくる素敵な作品です。



・でんしゃクジラ


 やさしいラミー系のセットコレクションです。運要素も強いですが、枚数の組み合わせ方と確率計算が非常に楽しく気に入っています。思考が重すぎないのがちょうどよく、休憩がてら遊ぶのにぴったりです。
 カードの絵柄が揃うのも素朴に楽しい気分になれて素敵ですね。



・汽車は進むよ


 タイル引きと配置のゲームです。ほのぼのとしたテーマとアートワークに、同様にほのぼのとしたゲーム性がマッチした完成度の高い作品です。
 タイル引きの運などもありますが、駅舎の点数に傾斜があったり、如何に長く走らせるか悩んだり、ほどよい思考性で気持ちよく遊べます。



・もっとホイップを!


 ニューゲームズオーダー様より日本語版新版が出たため、購入して遊びました。
 旧版にくらべて箱が小さくなっており、持ち運びやすいのが嬉しい変更です。また、一部ルールやプリントも変更されており、私としては新版が非常に好みです。
 


・アズール


 昨年末から年初にかけて話題になったタイル配置ゲーム。コンポーネントに負けず劣らず美しいシステムで、インタラクションは強いものの好きなゲームです。
 既に自分の中で一つの定番化していますが、まだ初めて遊んでから1年と少ししか経っていないとは信じられません。



 今年は毎週ブログ更新も目標の1つにしておりましたが、こちらは未達成となりました。挑戦してみた実感として、毎週更新は「記事の質を保つ難しくなること」、「ボードゲーム以外のことに手を出しにくくなること」を痛感しました。よりよい記事を書くためにも、無理せず不定期に更新していこうと思います。

 さて来年の目標ですが、昨年、今年を併せて
 ・年間購入数50個上限
 ・購入数<新規プレイ数(既に積みゲーがあるため)
 ・新規プレイ数<リプレイゲーム数
 の達成を目指していきたいと思います。
 

 本年もご愛読ありがとうございました。新年も、どうぞよろしくお願い致します。

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最近面白かったゲーム(2018/06/04)

1.ロレンツォ(評価:7/10)  リソースカツカツのワーカープレイスメント。  ワーカーにパワーがあり、パワーは共有ダイスによって決まるため、実質的にはダイスプレイスメントではないかと思います。  ゲーム的にはカードが中心で、どのカードを取得するかが大切になってきます。  カードはおおまかに4種類に分類でき、1種類のカードを集めると大きく得点になりますが、獲得には他の種類がある程度必要になる絶妙さとなっています。    ダイスが共通というのが面白く、通常のダイスプレイスメントよりも運要素が減り、他人のダイス目をいちいち確認しなくていいのは非常に遊びやすいです。またパワーを持たないワーカーだったり、エリアごとに一番手が少しずつ得だったりするのもリソース管理や早取りにアクセントを付けていて、楽しさも悩ましさもひとしおです。    全体的にリソースはカツカツで、ワーカープレイスメントらしいアクションやカードの取り合いにフォーカスされた、明快さの気持ちいい作品です。 2.アルペンツィアン(評価:8/10)  2018ゲムマ春の新作。ダイスを使った紙ペンゲーム。  スタートプレイヤーがラウンドのはじめに全てのダイスを振り、その後手番ではダイスを一つ選び、5色あるマスから空いているところに選んだダイスを配置。対応する目を、自分のシートの対応する色に書き込みます。  やることはたったこれだけなのですが、得点周りが非常によくできており、自分だけでなく他プレイヤーの書き込み状況を考えなければなかなか勝てないようになっています。  ダイスゲームにしてはダウンタイム長めですが、シートへの書き込みにお絵描きを推奨しており、ちゃんと後から見てわかれば自由にマークを描けるのが面白いです。遊んでみて、「ダウンタイムが足りない」と言われるのも納得です。  ダイスゲームらしい運の楽しさがあり、シートを埋めていく箱庭的楽しさがあり、お絵描きという根源的な楽しさがあり、それでいて取捨選択するジレンマの楽しさもある傑作だと思います。

【紹介】バトルライン

9つの戦場。どこで勝つか、どう勝つか。 【評 価】9/10 【運要素】中。60枚から30枚ずつ引くので手札運はそれなり。 【戦略性】高。局所勝利や役の関係があり、意外といろんな作戦で遊べる。 【難易度】易。ルールもやることも目指す方向もわかりやすい。 【ルール概要】  1.手札から9つあるフラッグのいずれかにカードを1枚出し、その後山札から1枚手札を補充する。  2.フラッグごとにポーカー的な役を作り、強い役を作ったプレイヤーがフラッグを入手する。  3.連続した3箇所のフラッグか、過半数のフラッグをいち早く取得したプレイヤーの勝利。 【魅力その1 ジリジリした駆け引き】  ゲームでは手札からカードを1枚プレイし、その後山札から1枚補充する手順ですが、遊んでいると「1枚引いてからプレイしたい」と思うほどに苦しさを感じます。  手札の死に札をなるべく増やさず、それでいて形を決めすぎて場で負けてしまわないよう、なにをどこにプレイするか素敵な悩ましさに苛まれます。  苦しくも楽しい時間を間違いなく過ごせます。 【魅力その2 2つの勝ち方の戦略性】  このゲームの勝利方法は2つありますが、どちらかだけを重視してはなかなか勝てません。かと言って両方で勝つことも難しいので、バランス感覚が問われます。  また、どうすればその勝利につながるか、前述の駆け引きも含めて考える必要があるのが面白いところです。 【魅力その3 特殊カードの有無による変化】  バトルラインには特殊効果カードがいくらか含まれています。  しかし、クニツィア氏の作品には「バトルライン」から特殊カードを抜いたような「ショッテントッテン」というゲームがあります。  特殊カードが入っていれば全体的に展開の幅が広く、派手めになります。逆に特殊カードを抜くと地味ですが、その分引き締まったゲームを楽しめます。  いずれもそれぞれの面白さがあるので、どちらも是非試して楽しんでほしいです。 【総評】  シンプルでいて強烈なジレンマを楽しめる、2人専用ゲームの傑作です。  僕が書くべきことは多くありません。是非一度遊んで、クニツィアジレンマをご堪能ください!

【紹介】ブラフ

カップの中の出目を予想。確率計算とハッタリの傑作。 【評 価】10/10 【運要素】中。ダイス運に恵まれれば少し得。 【戦略性】中。確率計算とハッタリの比重変化を見越す必要がある。 【難易度】中。ルールは簡単だが、確率計算が理解されにくい。 【ルール概要】  1.各プレイヤーはダイスを振り、秘密裏に結果を確認する。  2.手番順に全体で「◯◯の目のダイスが◯個はある」というように宣言する。  3.次の手番のプレイヤーは直前の宣言に対し「そんなにはない」と思ったらチャレンジ。  4.ダイスを公開し宣言が正しければチャレンジ失敗、宣言が間違っていればチャレンジ成功で、間違っていた側は自分のダイスを失う。  5.自分のダイスを全て失ったプレイヤーは脱落。最後まで残ったプレイヤーが勝者。 【魅力その1 原始的な楽しさ】  ブラフは素晴らしい頭脳ゲームですが、反面原始的な楽しさにも溢れています。  多くのダイスを振るのはもちろん、ダイスカップでダイスを転がす音と感触、カップをこっそり覗き込むドキドキもまた、ゲームを一層楽しいものにしていると感じます。 【魅力その2 ひと目でわかる確率】  ボードのデザインが完璧で、ボードを見れば「ある出目が何個くらい出ているかの期待値」がわかります。振られるダイスが多い間はこの期待値を元に宣言するので、期待値がひと目でわかるデザインは非常に優れていると思います。 【魅力その3 変化していくゲーム】  ゲーム中、振られるダイスの数は少なくなっていきます。するとダイス一つの持つ情報の価値が上がりますし、期待値を元にした確率計算より相手の宣言や行動の方が信頼できるようになっていきます。こうして少しずつハッタリが有効になっていくのが非常に面白いです。 【総評】  ブラフゲームですが、確率計算だけでもハッタリだけでもなく、少しずつ比重が変化していくのが魅力的なゲームです。ルールに難しいところはなく、短い時間でもしっかり楽しめます。是非とも一度は遊んでみて頂きたい傑作です。