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2017年を振り返って

 毎年恒例にしたい年末年始振り返り企画です。
昨年は紹介したいゲームを10作選んでの記事でしたが、今年は2016年末~2017年に初めて遊んだゲーム全体を少しずつ振り返っていきたいと思います。

 集計期間である2016/12/01~2017/11/30に購入したゲームは92個、初めて遊んだゲームは89個でした。個数差は3個で積みに入らない程度とみていいではないかと思います。とはいえ購入数がまだまだ多すぎる気はしており、2018年はもう少し抑えたいところです。
 また、集計期間以前から遊んでいるタイトルは46個遊べました。新規プレイに比べると半分ほどにはなりますが、購入したゲームをなるべく積まないことを優先したため、少なめなのはしかたがないのかなと思います。

 今年、特に面白いと感じたゲームは『大鎌戦役』をはじめに重めのゲームが多かったように感じます。
 『蒸気の時代』は借金の苦しさや経路と運搬の面白さにシビれましたし、『アクアスフィア』の変則プロットによる計画とその柔軟性の担保は最高です。
 『ソラリウスミッション』は地味ながらダイスをフルに活用したリソースマネジメントが素晴らしく、『ワトソン&ホームズ』は推理小説の探偵になれることに驚愕しました。
 特筆するとするなら、同人ながら『グラグラケイヴ』は他にあまり感じたことのないプレイ感で、先述したゲームと同じくらい私はもう少し遊んでみたいと思っています。

 とはいえ重いゲームばかりではなく、軽量級ももちろん遊びました。特に一味違った変化球のようなゲームが良かったように思います。
 いくつか例をあげると、『フィルムを巻いて』はハンドマネジメントに癖のある楽しいセットコレクションですし、『ルールの達人』は各自のルールを出していく変わり種です。
 『シュティッヒルン』は名作トリテですが、メイフォローなのが少し珍しいかもしれません。

 中量級は残念ながら気に入ったものが少なかったですが、それでもいくつかは非常に好みな物が見つかりました。
 復刻されたものとしては『ロイヤルターフ』は名作と呼ばれるのも納得の面白さでしたし、フェルト氏の『ドラゴンイヤー』もまたそうでした。
 完全新作では『エルドラド』がデッキビルドながら軽く、クニツィア氏の新境地ともいうべきものです。

 また、なかなか面白いと感じることができなかったドラフトゲームの楽しさがわかってきた年でもありました。
 『スシゴー』は軽く簡単ながらドラフトの面白さを堪能できますし、『キャピタルラックス』はジレンマたっぷりながら遊びやすい素敵な作品です。
 面白さがわかってなかった『世界の七不思議』も今年は楽しめ、まだまだ底がしれません。

 それから、各種拡張を色々と試しつつ、好きなゲームをリプレイすることもできました。
 『航海の時代 拡張:王家の書簡』や『世界の七不思議 拡張:指導者たち』、『コンコルディア サルサ』などは好きなゲームを新鮮な気持ちで楽しめました。
 中でも『イスタンブール 拡張:コーヒーとお恵みを』は基本だけでは苦手だったところ、拡張を入れることでずっと好みのゲームに一変したことが印象深いです。

 さて、2017年の振り返りをもとに、2018年は以下の3つを目標にしたいと思います。
 ・購入数を50個程度まで抑える
 ・リプレイの割合を7割程度まで上げる
 ・ブログを毎週更新する
 これまでは幅広くゲームを収集・遊んできましたが、我が家のボドゲ棚もずいぶん埋まってきたこともあり、来年はもう少し自分の好きなゲームを繰り返し遊んでみたいと思います。
 また、本ブログは無理せず書けるときに書くため、不定期更新という形ではじめました。1年間少しずつ更新してきた結果、毎週更新であれば書けそうな感触を得たため、2018年のひとつの目標として挑戦したいと思います。

 2017年、ご愛読くださりありがとうございました。
 2018年もどうぞよろしくお願い致します。

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【紹介】バトルライン

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【紹介】ブラフ

カップの中の出目を予想。確率計算とハッタリの傑作。 【評 価】10/10 【運要素】中。ダイス運に恵まれれば少し得。 【戦略性】中。確率計算とハッタリの比重変化を見越す必要がある。 【難易度】中。ルールは簡単だが、確率計算が理解されにくい。 【ルール概要】  1.各プレイヤーはダイスを振り、秘密裏に結果を確認する。  2.手番順に全体で「◯◯の目のダイスが◯個はある」というように宣言する。  3.次の手番のプレイヤーは直前の宣言に対し「そんなにはない」と思ったらチャレンジ。  4.ダイスを公開し宣言が正しければチャレンジ失敗、宣言が間違っていればチャレンジ成功で、間違っていた側は自分のダイスを失う。  5.自分のダイスを全て失ったプレイヤーは脱落。最後まで残ったプレイヤーが勝者。 【魅力その1 原始的な楽しさ】  ブラフは素晴らしい頭脳ゲームですが、反面原始的な楽しさにも溢れています。  多くのダイスを振るのはもちろん、ダイスカップでダイスを転がす音と感触、カップをこっそり覗き込むドキドキもまた、ゲームを一層楽しいものにしていると感じます。 【魅力その2 ひと目でわかる確率】  ボードのデザインが完璧で、ボードを見れば「ある出目が何個くらい出ているかの期待値」がわかります。振られるダイスが多い間はこの期待値を元に宣言するので、期待値がひと目でわかるデザインは非常に優れていると思います。 【魅力その3 変化していくゲーム】  ゲーム中、振られるダイスの数は少なくなっていきます。するとダイス一つの持つ情報の価値が上がりますし、期待値を元にした確率計算より相手の宣言や行動の方が信頼できるようになっていきます。こうして少しずつハッタリが有効になっていくのが非常に面白いです。 【総評】  ブラフゲームですが、確率計算だけでもハッタリだけでもなく、少しずつ比重が変化していくのが魅力的なゲームです。ルールに難しいところはなく、短い時間でもしっかり楽しめます。是非とも一度は遊んでみて頂きたい傑作です。