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最近の気になるゲーム(2017ゲムマ秋)

 もうすぐゲームマーケットということで、ゲムマ新作で気になるゲームをピックアップして紹介したいと思います。以下順不同で、いずれも自分が購入予定のものです。 ◯ ハンザの女王  手札が2枚のマジョリティゲーム。使ったところからカードを補充するところなどはシャハトのパトリツィアを彷彿とさせます。  個人的にこのゲームならではだと思うのは、それぞれのマジョリティの得点をゲーム中に決めるところ。これによって、時にはマジョリティで2位や3位の方が高得点となることもありえます。  要素要素をみると重くなりすぎるのではと思うところですが、やはり手札2枚によってほどよく選択肢が狭まるんじゃないかと。是非とも遊んでみたい作品です。 ◯ 天下鳴動  ダイス3つで陣地取り。  振ったダイスのうち2つでエリアを選択し、残った1つがそこに投入される戦力となります。これだけでも悩ましく面白そうなのですが、さらに決算時には決算処理の終わったエリアから2個だけ隣接エリアへ移動! これによって複数の陣地を連鎖的に取ることが狙えます。  最小限のルールでこぼれるようなジレンマが楽しめる逸品なんじゃないかと。 ◯ 青春スパイラル  3年の間にヒロインと仲良くなって卒業式の日に伝説の樹の下で告白するゲーム。  3ラウンド構成のゴーアウト。1,2ラウンドは前哨戦で、3ラウンド目のために手札を調整します。  マルチエンディングという名の特殊勝利もあり、テーマの再現度もさることながらシステムも非常にスマートで、面白いゲームではないかと楽しみにしています。 ◯ 皇帝なき帝国  ちょっとしたリソース管理と二層構造のマジョリティ。  隣接しているマス数で取り合う『貴族』と隣接している戦力数で取り合う『都市』の取り合いを同時に行うという点が面白いです。また、配置に関連して、配置できる手札のちょっとした管理もゲームを悩ましくしています。  要素としては安心感のある組み合わせながら新鮮な気持ちで遊べるゲームではないかと思います。 ◯ 航海の時代 the DICE  看板に偽りなしの航海の時代ダイスゲーム。  航海の時代ではロンデルで収入や投資先を選択しましたが、こちらはダイスで決まります。  方や運要素なし、方やダイス運大きめと差が大きいですが、投資先は投資が美味...

最近面白かったゲーム(2017/11/13)

1.世界の七不思議 拡張:指導者たち(暫定評価:8)  ドラフトゲーの名作、『世界の七不思議』を指導者拡張入りで。  指導者拡張によって少しだけ方針を固めやすくなりました。また、指導者はどれもお金を消費してプレイするため、お金の価値が少し上がったかもしれません。  プレイ感の変化はほとんどなく、遊びやすさが上がっているように感じてなかなか好みの拡張です。他に2つ拡張があり、そちらも面白いと聞いているので試してみたいです。 2.ティカル(暫定評価:6)  ジャングルを探検する陣地取り。  少しずつボードが華やかになっていくのはそれだけで楽しい。  基本ルールではタイルのめくり運が大きいですが、ガチになりすぎないところは好みです。  ルールはシンプルで面白いゲームだと思いますが、アクションポイント性のためか、ルール量の割に時間が間延びしがちなところは欠点かもしれません。 3.ファラオの恩恵(暫定評価:7.5)  ダイスを振ってからごちゃごちゃする系ゲームの個人的決定版になりそうです。  王への請願との違いはサプライの変化とスカラベトークン。サプライの変化はリプレイ性を生み、スカラベトークンは一発逆転を目指せるのでゲームがマイルドになったんじゃないかと。  全体的にダイスゲームということもあり運に左右され、ガチガチになりすぎず個人的には丁度いい塩梅。ダウンタイムも自分はあまり気になりませんでした。 4.パンデミック:レガシー シーズン2(評価:-)  ネタバレ防止につき写真はなし。  プロローグを1月をプレイ。  プロローグは洗礼とばかりにさっくり敗北し、これで本当にいけるのか? と疑問に思いながら1月に挑戦したところギリギリで勝利。  通常のパンデミックと結構差があるのでプロローグは必須ですが、遊んでみると随所にパンデミックらしさを感じられます。  なおこのゲーム、最初に3つの地名を考えるのですが、筆者が東海地方に住んでいるため東海3県(愛知、岐阜、三重)にしたところ非常にシュールで最高だったことを付しておきます。

最近の気になるゲーム(2017年エッセン)

 今年のエッセン新作(と思われるもの)で気になる作品や注目されてる作品を独断と偏見でピックアップし、紹介したいと思います。 1.アーグラ  『ラグランハ』や『ソラリウスミッション』のミハイル・ケラー氏の最新作。既にHobbyJapanさんから輸入版の販売が決まっており、予約受付中。自分もポチり済み。  内容としては要素モリモリのワーカープレイスメントっぽい。英語ルールを少しだけ読みましたが、どうにも量が多くてざっくりとしか読めず……。   https://boardgamegeek.com/boardgame/230085/agra 2.クイーンドミノ  キングドミノシリーズの2作目。キングドミノよりもう少しゲーマー向けとなった作品らしく、キングドミノが少し物足りなかった自分も楽しく遊べそうです。テンデイズゲームズさんより日本語版が発売予定。  中でもキングドミノと組み合わせて遊ぶルールを『ロイヤルウェディング』と呼ぶらしく、一度遊んでみたいゲームです。   https://boardgamegeek.com/boardgame/232043/queendomino 3.ノーリア  Spiel des Jahres fellowship in 2015で入賞したソフィア・ワーグナー氏のデビュー作。ホイールビルディングという新しいメカニクスと、スチームパンク的世界観が魅力。  BGGでは既にHobbyJapanさんが出版予定になっているため、訳付きか日本語版が国内にも流通しそうです。   https://boardgamegeek.com/boardgame/233676/noria 4.Merlin  フェルト氏とリーネック氏の共作。ダイスを使ったロンデルとのこと。フェルトのゲームは自分にとってハズレにくく、ロンデルのようなアクション管理ゲームは好みなので気になっています。   https://boardgamegeek.com/boardgame/230933/merlin 5.インディアンサマー(小春日和)  コテージガーデンに続くウヴェ氏のパズル3部作の2作目らしい。  穴の空いたピースが特徴的で、見た目も非常に華やか。パズルを埋めたら勝利なようなので、ゲーム終了時はそのフォトジェニックさを遺憾なく発揮できるんじゃ...

最近面白かったゲーム(2017/10/16)

1.アンロック(評価:8)  ネタバレ防止につき写真はなし。  謎解きゲームなのでいつもの謎解きメンバーで『グーズ博士の呪われた島』をプレイ。  さすがに難しいと聞いていただけあって制限時間以内のクリアはできず! 最後の謎、もうちょい説明が親切でもいいのでは……? と、ちょっと思ったりもしますが親切すぎても難易度が低くなってしまうので難しいですねー。  ともあれ、どの謎もきれいなことが多く、アイテムを使うのも納得できる組み合わせで非常に良質な謎だと思います。ボードゲームが好きな方も、謎解きが好きな方も是非とも遊んでみて欲しいです。 2.ワイナリーの四季(評価:8)  カード効果が強力なワーカープレイスメント。  ワーカープレイスメントの苦しくなりがちなところを強力な効果を持つカードで緩め、逆にカードの持つ引き運をワーカープレイスメントで引き締めていて全体的にほどよいゲーム。  どんなに強力なカードを引いてもアクションマスにワーカーが置けないとアクションできず、逆にどんなに引き運に恵まれなくてもワーカーさえ置ければ大抵のことはできる。ワーカーも親方ワーカーだけはマスが埋まっていても置けるので苦しすぎない。  全体的に緩めで苦しくないので、初めてワーカープレイスメントを遊ぶ方にもオススメできる秀作じゃないかと思います。

最近面白かったゲーム(2017/10/09)

1.フレスコ(暫定評価:7.5)  フレスコ画を修復するプロットゲーム。  やることはかなりシンプルで、手番順を決め、プロットし、プロット結果に従って順にアクションしていくだけ。  ですが、色々と絶妙でプロットが非常に悩ましいです。  まず『気分パラメータ』が面白ポイントその1で、これが一定より高いとアクション数が+1され、低いと逆に-1されます。これは手番順とも密接に絡んでおり、手番を取るかアクション数を取るかのジレンマに悩まされます。  面白ポイントその2は色の管理で、複数の基本色を混ぜることで混合色を作れるのですが、混ぜることができるのはフレスコ画修復フェイズ(=色を消費するフェイズ)の後というのがよく効いています。  面白ポイントその3は色の偏りです。ラウンドの最初に市場で色を購入するのですが、市場に並ぶ可能性のある色に偏りがあり、例えば混合色のうち紫は市場に並ぶことがありません! すなわち色の価値に差があり、それが修復するフレスコ画の勝利点でも同様だとわかると一層駆け引きが面白くなります。  他にもまだまだ面白さを感じられるポイントはいくつかあるのですが、総じてシンプルながら調整が絶妙で面白い秀作ではないかと。  ルールはわかりやすく、時間も60~90分程度で、拡張も3つ付属と手頃でお得な面白いゲームとして非常にオススメです。

最近面白かったゲーム(2017/10/02)

1.のびのびTRPG ザ・ホラー  写真は撮り忘れにつきなし。  TRPGですが、そもそも本の形式でなく、コンポーネントもダイスとカードであり、多分にボードゲーム的なのでボードゲームとして紹介させていただければ。  TRPGと題されていますが、シナリオの用意、データの予習やルールブックの確認のいずれも不要なのは異色のゲームではないかと。  ゲームは簡単で、イントロダクションカードを一枚引いてどんなシチュエーションが背景にあるのかを共有、以降はゲームマスターとプレイヤーを交代しながら担当しつつシーンカードに書かれたワンシーンを解決していきます。  シーンの解決方法2種類で、一つはルールに従ったダイスによる解決、もう一つはTRPGによくあるロールプレイで、後者は上手く行けばダイスに頼らず解決できます。また、解決時には必ず闇か光のカードを手に入れ、自分の担当するキャラクターが一層個性的になっていきます。  全員が3回ずつゲームマスターを担当したらクライマックスカードを引き、シーンカードと同様に解決します。  非常にシンプル・手軽・短時間ながらTRPG的な面白さを体験できる稀有なゲームではないかと思います。協力ゲームとしてもゆるい雰囲気で、大喜利的に笑いながら遊べる素敵なゲームです。 2.ロシアンレールロード(評価:9)  研ぎ澄まされたワーカープレイスメント。  どのくらい研がれているかというと、リソースがほぼワーカーしかありません。お金は一応ありますが、これもワーカーの上位互換でしかないので実質ワーカー。  じゃあどこで差が付くのかというと、ワーカーを使って発展させていく路線が3つと技術のパラメータがあり、この4つのパラメータの進め具合が少しづつ差になります。また、決算は毎ラウンド行われるため、なるべく得点に結びつくようパラメータを伸ばしたいですが、毎回そう上手くはいきません。となると、今回のラウンドでどのくらいパラメータを伸ばし、如何に次のラウンドで得点につなげるかという計画性も要求されます。  ワーカープレイスメントの基本ともいえるアクション選択だけだからこそ、シンプルで強烈なジレンマが楽しめるようになっているんじゃないかと。 3.コンコルディア 拡張:サルサ ビザンチウムマップ(暫定評価:10)  重めながらシン...

最近面白かったゲーム(2017/09/11)

1.パンデミック:キュア(評価:8)  傑作協力ゲーム、パンデミックのダイス版。  通常版と比べ、ダイスなため手軽で相談も気楽に感じる。個人的にはこちらの方が好き。  今回は協力ゲームが初めてのメンバーもいたため最も簡単な難易度で。さすがに余裕のある勝ち方だったが、ヒヤリとする場面も何度かあってパンデミックらしさは楽しめたんじゃないかと。 2.ドラゴンイヤー(暫定評価:7)  フェルトのリソースマネジメントというか手番マネジメントというか。総合的にはリスクマネジメントじゃないかと思ったり。  1年間12ヶ月の間、様々な災厄に見舞われるのでなんとか上手く乗りきろうというゲーム。  ゲームの最初に災厄のタイミングは全て公開されているため、それを見て計画的に対処とその準備を行う。だが、対処できる人材も限られているため、人材雇用のタイミングを逃すと計画通りに準備ができなくなる。  運要素は少ない。特に常に先手番を取れればほとんどない。しかし、先手番を取ろうとすると1行動の効率が悪くなり、行動回数が全員同じなため辛くなるというジレンマ。  全体として辛いゲームだが、かなり面白い。遊んだことのある1時間級のフェルト作品では一番好き。 3.世界の七不思議:デュエル パンテオン(評価:8)  二人用マイベストのバトルラインと同じくらい好きな二人用。  拡張のパンテオンで追加された要素は次の2つ。   ・裏向きのカードをめくるとき、一部のカードにメリットが生まれた   ・パンテオンカードのプレイにより1手パスが可能に  基本ゲームも好きだが、これらの要素で上手く手を組み合わせて欲しいカードを取りにいけるので拡張入りの方が好み。